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Guérande 2

ゲランドの旧市街を散策した後は塩田を見に行くことにしました。
観光案内所で教わった2カ所のうちのひとつ、ゲランドから南に5、6キロ下りたところにあるSaillé(サイエ)という町のLa Maison des Paludiers(ラ・メゾン・デ・パルディエ)の塩田です。

ここでは夏場は一日に4回、ガイドによる説明つきの塩田見学とフィルム鑑賞ができるようになっています。

ガイドさんについて塩田にやってくると、まず第一の池に到着しました。
見るからに何の変哲もない普通の池で、そこに海水を引き込んで貯めておきます。

そのすぐ横にある第二の池へ移ると、第一の池から引いた海水を泥土の道で囲い、ジグザクに道をつくることで、天日と風の力を借りて、徐々に水分を蒸発させていきます。
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最後の第三の池までくると、塩の濃度によって水の色も変わってきて、一番濃い所はオレンジ色になっていますが、そこにはもう海藻もありません。
泥道の丸く出っ張ったところに、大きな竹とんぼみたいな木製の道具で塩をかき集めていくのですが、非常に残念だったのが、ここ数日の天気の関係でそこに塩の山がなかったことです。
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それから私達はパルディエの館内に戻って、中でフィルムを見せてもらったので、見学で教えてもらったことに補足してより理解を深めました。

私が一番感じたのは、この塩作りの仕事は、とてもシンプルでありながら肉体的にとてもハードな労働であるということ。それは道具で塩をかき集めることはもちろん、まだ冬の寒い時期に泥水をかき出してジグザグの道を作る作業もとてもつらくて厳しい仕事だと思ったからです。

それから、塩を集める木製の道具はとても素朴なものだけれど、長いものでは5メートルもあるというし、その割にその扱いは実に丁寧で繊細であることや、天気の様子を見ながら塩田に海水を引き込む量を調節するのも、同じようにとても経験のいる職人的な仕事だと感じました。

そんな大変な仕事なのに、1キロ1ユーロくらいで売られているんですよ!!!
それまでの私は天気の具合で塩が勝手にできるくらいに思っていたのですが、それは本当に大間違いで無知なことでした。

けれど、Fleur de sel(塩の花)と呼ばれる純度の高い塩は少し高価なので、私はちょっとホッとしました。
これもとれる量は少なくて、水面に薄い氷の膜が張るように結晶化された塩の花を、そーっと集める作業もまたとても繊細な仕事です。

でも、この仕事に携わっている人達は、同時に自分達の仕事にとても誇りを持っていることが感じられたし、それが1200年という長い歴史と伝統、そして世界中で認められる所以なのだと思いました。



ラストはゲランドから少し足を延ばしたところにあるカステル岬の海の景色です。
ヴァカンスシーズンなので、この手前の海岸線までは人が一杯だったけれど、ここまで来ると人が少なくて穴場だと思いました。
あぁ〜、やっぱり海はいいですね〜♪
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by kuma-rennes | 2011-08-22 03:01 | 旅行/散策
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