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鯖寿司とキンツハイム

赤ワインが大好きで、魚料理にも平気で合わせてしまうコパンですが、せっかくお魚の美味しいブルターニュにやってきたのだから、もう少しそれに合う白ワインも探してみよう!と色々と試していました。

けれど、なかなか(コパンが納得するような)美味しい白ワインってないんですよね。。。
そこで思い出したのが、2009年に旅行した時に見つけたアルザスのKIENTZEIM(キンツハイム)♪

アルザスのレストランで飲んであんまり美味しかったものだから、翌日にそこのカーヴを訪問したのです。
その村の名がキンツハイムで、作り手はPAUL BLANCK ET FILS(ポール・ブランク・エ・フィス)といいます。(写真はキンツハイム村↓)
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アルザスのワインはセパージュ(葡萄の種類)を混ぜないので、シルヴァネやピノグリ等それぞれのセパーニュ名が明記されています。コパンは甘みの少ないリースリングが好きなので、今回、注文するのもリースリングだけに絞りましたが、それはそれでどの畑で何年に作られたかでまた味は異なるので、ワインって本当に奥が深いなぁ〜と思いました。

というわけで、リースリングにしても色々あるので、とりあえず4種類くらいを混ぜて注文したのですが、ヴァカンス時期だからか届くのひと月近くかかりました。
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料理の方はそろそろ脂がのってくる頃かと思い、鯖を買ったので押し寿司にしてみました。

写真ではワインのラベルがよく見えないけれど、これは2004年のSCHLOSSBERG(シュロスベルグ)と書いてあって、シュロスベルグという土地の畑で育ったリースリングのワインという事です。
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このシュロスベルグの畑は、1975年にアルザスのプルミエ・グラン・クリュに格付けされた土地で、南向きの花崗岩質の土だそうです。

ボルドーのワインの格付けは有名だけれど、アルザスにもそれはあって、しかも土地につけられているというは面白いと思いました。

さて、お味の方ですが、本当は2009年の旅行の時に買って帰った2005年のものがよかったのが、品切れで仕方なく2004年にしただけあって、2005年のものに比べたら味はちょっと平坦なところがありました。
そこでお店の人に勧められた2008年のものも一緒に頼んでおいたのですが、それだとまだ少し若いので、今回の初飲みは2004年のものにしました。

それでもその辺の白ワインに比べて美味しいのは確かなことで、これからしばらくの我家の勝負白ワインはキンツハイムで決まりだと(私は勝手に)思っています。
by kuma-rennes | 2011-08-30 04:00 | 飲み物
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