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Dentelle d'Alençon

今回の小旅行のテーマは、まず昨日ご紹介したような牧歌的な景色を堪能することで、分かれ道があれば、どの道を選ぶかその時に決めるようなのんびりしたドライブ旅行でした。

けれど、訪れてみたい場所も幾つかあって、そのひとつがアランソンにあるレース美術館でした。
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アランソン・レースは、一時期は「女王のレース」とも呼ばれ、イギリスのヴィクトリア女王のお気に入りだったそうです。
元は1665年にルイ14世の命によってヴェニスからレース職人を呼び寄せて技術を教わり、王立の工房を設立したことから始まり、最盛期の1800年半ばには8000人ものレース職人がアランソンにいたそうです。
現在では機械化が主流となり、アランソンの手縫いのレース職人は10人程度になっています。

でも、それが本当に綺麗で、繊細で‥…うっとりしながらもひどく眼精疲労を感じるような濃密な時間を過ごしました。

展示は常設で、Beaux Artsの美術館に併設されています。
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こんな小さなパーツの作成に物凄い時間がかかり、デザインの写しから出来上がりまで8段階のステップがあります。
面白いのが最後に生地を成らすのに、オマール海老のパンス(挟み)を使うそうです。
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その他にも、イタリアのヴェニス、ミラノ、ベルギーのフランドル、アイルランドのレースなどもたくさん展示されていて、黒いレースはパリ近郊のシャンティの絹糸で作られていたのだということも知りました。
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豊かな自然とは対称的ですが、その美しさは同じくらい価値のある世界の宝物だと思いました。

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by kuma-rennes | 2014-04-26 02:36 | アート/建築
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