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まさか!の福島まで

ホームパーティーの翌日、東京はとても気温が高く、お天気に恵まれていたそうですが、私達は全く別の場所にいました。

レンヌで親しくしていた友人家族と会うことになっていましたが、毎日様々な人達と会うので、日にちだけ予定を決めて、あとはどこでどうするか先方に丸投げして決めていただくこともたくさんありました。
この日も指定された新宿駅9時53分発の宇都宮行きの電車に乗り、古河駅に11時に到着すると、友人家族が大きな車で迎えに来てくれて、それから賑やかなドライブで過ごすこと3時間弱、途中で伊香保温泉も通り抜け、たどり着いたのは大内宿という雪景色の村でした。
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ここは藁葺き屋根の古民家の残る観光地だということで、なるほど、日本らしい風情のある景色です。この週末は丁度雪祭りを開催していて雪のかまくらや滑り台があって子供達が楽しそうに遊んでいました。

それから蕎麦が有名で、こんな風に葱を箸代わりに用いて齧りながら食べる風習があるそうです。
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面白かったのが、おつゆのベースが大根のおろし汁で、そこに濃いめのつゆを加えます。薬味に刻んだ胡桃も入れます。蕎麦自体も美味しかったけれど、この食べ方もなかなかオツでした。みんなでこたつでいただくのですが、それもまたよかったですね〜。いろりには鮎が焼かれていたので、旬ではないけれどもちろんいただきました。
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到着したのが遅かったので、食事が終るともうほとんどのお店は(雪祭りの打ち上げがあるらしく)早々に閉めていましたが、一番奥の一軒だけは開いていました。カラフルな縮緬のお手玉や人形のお店です。横では漬け物なども販売していて温かいお茶を振る舞ってくれました。
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そうこうしていると日も暮れかけて、私達はまた車に乗り込んで長いドライブを再開しましたが、ふと気付いた看板に”福島”という文字が見えたので、ここでやっと自分達は福島県までやってきたのだ!という事実に気付いて驚いたのでした。そう、私達は福島まで蕎麦を食べに日帰りで訪れていたということです。

翌日会った友人に「実は昨日、福島まで日帰りで行ってきたんだ。」と話すと、「嘘でしょっ!」と驚かれましたが、いやいや本当、友人家族のおかげでまさかの福島まで行く事ができました。もともと無茶なご家族だと思っていましたが、ここまでやってくれるとむしろ爽快だと思えました。(これ、褒めているんですよ♪)





by kuma-rennes | 2016-03-13 08:08 | 旅行/散策
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