La Pâtisserie des Rêves

エクスポジションンの後は、お菓子を買って帰ることにしました。

トロカデロにあるカレットか、フィリップ・コンティチーニ氏のラ・パティスリー・デ・レーヴかとても迷ったのですが、16区に新しく出来た2号店のショップにはまだ行ったことがなかったので、今回はパティスリー・デ・レーヴにしました。

普通のお店はガラス張りで、ある程度商品や店内の雰囲気を表に見せるものですが、ここはみんながわざわざ買いにくる人気店だからか、16区だからか、そういうアピールの少ない物件を選んだところがすごいと思いました。
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中に入ってもすぐ階段になっているので、店内がどういう感じなのか、外側からは分からないんですよ。


そしてこの日は日曜日で、日曜日限定のミル・フォイユがあったので、迷わずそれにしました。
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このミル・フォイユだけは店内でデモンストレーションして組み立ててくれます。

その晩は6人で食事することになっていたので、大きなミル・フォイユひとつと、あとは翌朝の朝食用にクイニーアマンとショソン・オ・ポム(りんごのパイ包み)を幾つか買って帰りました。

本当は併設のサロンドテでお茶もしていきたかったけれど、4月までお休みということで残念でした。



食べてみたら、パイ生地が物凄く美味しくて、こんなに印象的な食感は初めてだと思いました。
非常にパリパリしていて、噛んでも口の中で抵抗して刺さるくらい主張があります。

ショソンも初めて食べたけれど、やっぱり生地がパリパリして美味しかったな〜。
この生地がまた妙に癖になる感じで、今でも「また食べた〜い!」と思う程です。

これぞまさしく”夢のお菓子屋さん”だと思いました♪
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# by kuma-rennes | 2011-03-10 01:12 | 美味しいお店/レストラン | Comments(0)

Expo.MONDRIAN

パリに行くならぜひとも美術館は見学するつもりでしたが、短い滞在であれもこれも詰め込むのは苦手なので、ひとつに絞る事にしました。

選んだのは、ポンピドゥセンターで開催されているモンドリアンのエクスポジションです。

はっきりいって全く前知識なしでしたが、水平と垂直の直線と、赤、青、黄の三原色だけで表現されたコンポジションの作品は、どこかで見た事もあるかと思います。

彼の説明はグーグルに任せておいて、私の感想を書くことにしましょう。

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直線だけで表現するのって、実は物凄い縛りがあることだと思うのですが、1920年代〜死ぬ迄の20年以上、彼はそこにこだわり続けました。

そのストイックさは観る側に緊張感を与える程で、同じく抽象絵画で代表されるカンディンスキーよりも私は好きだと思いました。見ていて何だかスッキリするからです。

けれど、アートとデザインの境界線がうやむやになっていったのも、この頃からといえるだろうし、私はやはりその二つは別物だと思うのですが‥…

そしてこのエクスポジションは、モンドリアンが第一次大戦で祖国オランダに戻っている間にテオ・ファン・ドースブルフと共に立ち上げた"DE STIJL"という雑誌と、そのグループについても大きく取り上げていました。

そこでデザインされた建築のデザイン画や模型、写真の展示がとりわけ印象に残りました。
このネオプラスチシズム(新造形主義)の建築は、見る分にはとても面白いからです。

その後、建築を重視して、直線だけでなく斜線もデザインに組み込むことを主張したドースブルフとは決別しますが、それを拒んだモンドリアンの直線への執着は物凄いものだったろうと想像ができます。

私なんかから見ると、ただの線と色だけの世界ですが、こんな風に後に名が残るような人は、もちろん初期のクラシックの絵もうまいし、直線の世界(ネオプラスチシズム/新造形主義)に入る前は印象派やキュビズムの影響を受けていた事もとても興味深かったです。

エクスポジションは、人物の足跡をじっくりとたどれるのがいいと思います。
作品はその人の分身だけれど、時にはその説明のある方が、よりその人に近づけるからです。
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# by kuma-rennes | 2011-03-09 01:49 | アート/建築 | Comments(2)

ただいま

月曜の夕方にパリから戻ってきました。

いや〜、いい刺激と気分転換になったな〜♪と大満足しています。

でも、たったひと月と少しなのに、レンヌのアパートに戻ると何かしらホッとするものを感じたので、「私の家はもうココらしい。。。」と了解しました。

さて、パリでは見たり感じたことはたくさんありますが、今回はお上りさんヨロシクで正直に驚いたことを書こうと思います。



まず、私達がレンヌに住むことを決めた理由のひとつに、街並の美しさがありました。

もちろん、パリに敵うわけがないのは承知していましたが、近代的な建物ばかりの味気ない場所だけは避けたいと思っていました。

その点、レンヌは古くて重厚な建物も多く、割と上品で落ち着いた雰囲気があるので気に入りました。旧市街には木骨組の建物も残っているので、可愛らしいアクセントになっています。

そうして街の中心地に位置するレピュブリック広場の郵便局の建物などは、もうパリ市庁舎も真っ青なくらいの荘厳さがあるじゃーないのと、ひとりで大満足していました。(写真↓)
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ところが今回、パリ市庁舎の横を通った時に、それが自分の記憶をはるかに凌ぐ麗しさだったので、私はもうびっくらこいてしまいました!(写真→)

でもね、いいんです。いいんです。

パリは確かに美しい街だし、何でもあるけれど、帰りのTGVの列車の中から外の景色を眺めていたら、自分の好きなものがつくづく分かった気がしました。



私はパリが好きなのではなく、フランスの大地とそれがもたらすものが大好きなんだって。。。
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木々が芽吹いて、春間近です。

例えばこんな、フランスの緑色が私は好きなんです。
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# by kuma-rennes | 2011-03-08 06:32 | 旅行/散策 | Comments(2)

Kouglof

この週末はパリに出掛けるので、向うでお世話になる方々への手土産にお菓子を作りました。

ひとつはクグロフ。

ジェラール・ミュロのレシピで、自分のスペシャリテだと思い込んでいるお菓子です。

新しいオーブンで焼くのは初めてだったので少し心配しましたが、今度のオーブンは下火が強いので、こういう逆さまに焼くタイプはよく焼ける事を念頭において、あまり焼きすぎないようにしました。

結果、丁度いい焼き色がついたと思います。

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この後、アーモンドシロップをたっぷり塗って、粉糖をかけてできあがりです。

それでも毎回毎回出来上がりが微妙に違うので、毎回毎回祈るような気持で人にプレゼントしたり、自分で食べる時もナイフをあてます。




だって、思い上がっていると大抵ガツンとやられちゃうんですもん。
でも、そのおかげで毎回謙虚な気持で取り組むことになり、失敗もだいぶ減るようになりました。




それからもうひとつはカラフルマカロンで、以前、Hocheのパン屋さんで見かけたショッキングピンクに青い芥子の実のコックのマカロンがとても綺麗だったので、真似して作ってみました。
クリームはバラ風味のバタークリームです。
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黄色いのは、この色にブルーの芥子の実も綺麗だろうと想像したのですが、本当は中のクリームをもっとブルーに近いスミレ色にしたかったんですよね。

食用色素を調合するのはとっても難しいと思いました。
というわけで、クリームは一応スミレ風味で、アクセントにレモンピールを少し載せたら、味は断然こちらの方が美味しかったです。

ただし、コックには空洞があるので、マカロン修行はこれからも続きますが、とりあえずはパリを楽しんできまーす!!!
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# by kuma-rennes | 2011-03-05 01:21 | お菓子作り | Comments(2)

黄色い丸の運命

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月が半分に割れました

ひとつはレモンのようにギュッと絞りましょう

美味しいチーズケーキのエッセンスに

さて、もうひとつは‥…と振り向けど

恐れをなして逃げました

あんまり慌てて逃げたので

金色の汗が飛び散りました
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# by kuma-rennes | 2011-03-04 00:12 | 詩/感想文 | Comments(0)

Boeuf en Daube

牛肉の赤ワイン煮のことを、南仏ではドーブといったり、ブルゴーニュではブフ・ブルギニョンといったり、要はどこの地方のワインを使うかだと私は思っていたのですが、年末にワインを使わない美味しいドーブを御馳走になったので、作り方は本当にそれぞれのようです。

そうして私のドーブはというと、コット・デュ・ローヌのワインを一本使います。
前日か、もっと前からでもいいんですが、人参と玉葱のスライスとブーケガルニ、粒胡椒、あればコニャックやラードと一緒につけ込んでおきます。
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当日は肉を取り出して汁気を拭き取ってから、肉の表面に焼き色をつけて、小麦粉をパラパラと振り、そこへ肉を漬け込んでおいたワイン液を野菜ごと加えて、2〜3時間、肉が柔らかくなるまで煮込みます。(ここでニンニクひとかけと、軽目に塩を振りかけます。)

ポイントは肉の部位を選ぶことで、私は脂のあるplat de côtes(脇腹肉)かbasses côtes(肩ロース)をよく使います。

それから煮込みすぎないこと!!!
なぜかというと、長時間煮込むと汁に肉の旨味が出てしまい、肉がパサパサして味気なくなってしまうからです。

肉が柔らかくなったら肉を取り出して、汁を漉して、場合によっては汁を煮詰めてとろみをつけてできあがりです。
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私は最後に湯剥きしたトマトを加えて一煮立ちさせますが、これに黒オリーブを加えても塩味のアクセントがついてとても美味しいです。(食べる時にはマッシュポテトの上に載っけたりします♪)

こんなのが私のドーブなんですが、実は何年か前に、今でも忘れられない夢のように美味しいドーブを食べさせてくれた人がいたので、昨日、思い切ってその人に電話をかけて、レシピを教えてくれないかと頼みました。

その人は快く了解してくれたので、次回のドーブはさらにパワーアップして美味しくなるだろうと期待しています。





そうそう、翌日は残ったドーブをアレンジして、簡単なお昼にしたのでそれもご紹介します。

ドーブの残りが余りにも少なかったので、かさを増すためにシャンピニオンとベーコンをソテーして、細かくした肉とソースに加えました。

ココットに肉のソースを入れ、セーグルのパンを一切れ載せ、コンテチーズを細かく切って散らし、そこに卵を割り入れて蓋をして、オーブンで10〜15分焼いただけです。
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こういうのはビストロの前菜なんかによくありますが、余り物使用でも、急には出来ないプレミア料理だな〜と私は思います。

卵好きなコパンがとっても喜んでいました♪
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# by kuma-rennes | 2011-03-03 01:10 | 料理 | Comments(0)

Brocante

引っ越してすぐの頃でしたが、何かいいものでもあればと、レンヌ郊外にあるブロカント(古道具商)に行きました。
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そこは本当にガラクタばかりの店というか工房でしたが、そこのムッシューが大変なお喋りで、それならコパンも負けないくらいお喋りなので、「自分は東欧の古い家具を扱っている」という話から、「日本の両刃ののこぎりはよく切れる」等々、ふたりで延々としゃべっていました。

そのうち、おしゃべりが盛り上がって、その辺に置いてあった古い箱にコパンが目をつけて、なんだかんだ購入しそうな勢いになってきました。
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実際、私達はソファの前に置く小さなテーブルが欲しいと思っていたので、それがたとえ古い鞄であろうと、箱であろうと、大きさが合えばそう問題ないと思いました。

でも、白木の家具はうちのソファには合わないし、あまり好みでもないので、「もう少し色が濃ければ‥…」と話すと、それならば!とムッシュは奥から染料を取り出して、私達にひと刷毛塗ってみせてくれました。

そうして結局、コパンは前金を払うことになりましたが、完成したものをイメージをするのって、とてもドキドキして、楽しいことだと思いませんか?

現在は、その箱はもう我家に置いてありますが、私もコパンもとても気に入ってテーブルみたいにして使っています。

機会があれば、いつかご紹介しましょう。



価値観って人それぞれですが、最近は何だか、名のあるお店の物より、あのムッシューがあそことここを修理してくれたんだとか、その時にどんな風だったとか‥…具体的に頭に浮かぶような、そんな思い出のある方が魅力的かなと感じるようになりました。
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# by kuma-rennes | 2011-03-02 01:57 | 日常の風景 | Comments(2)