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Cerdon

Cerdonって知っていますか?

Jura(フランスとスイスの国境沿いの県)のとある土地の名なんですが、そこで作られている発泡性ワインの名前でもあります。

発泡性ワインはシャンパーニュが代名詞のようになっていますが、それ以外の様々な土地でも生産されていますよね。

ブルゴーニュにもあれば、スペインではCavaが有名です。

そんな中で私達がとても気に入っているのが、このセルドンなんです。

パリのレストランでアペリティフにいただいて以来、見つけたら飲んでいますが、意外と見かけません。

それが、先日、たまたま入ったレンヌのワイン屋さんに置いてあったので、試しに買ってみました。

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アルコール度は8パーセントと高くありませんが、以前、レストランで空きっ腹で飲んで酔っぱらい、私は奥の個室で横になったことがあります。

それ以来、私が飲めない事は周囲に認知された思い出深い(?)お酒です。

さて、このセルドン、ちょっと甘めでアペリティフにはぴったりですが、ロゼよりも白の方がキリッとして美味しい気がします。

これは特に甘口だったので、残ったらスフレに使ったら美味しいかもしれません。

なーんて、コパンが全部飲んじゃうでしょうけど‥…
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# by kuma-rennes | 2011-02-21 03:29 | 飲み物 | Comments(4)

シューの季節

シューといってもお菓子のシューではなくて、今回はその語源でもある野菜のシュー(キャベツ)のお話です。

海からの恵みを除けば、ブルターニュの土地はあまり肥沃ではなく、農作物はアーティチョークやカリフラワーが代表的で、最近では苺も栽培されるようになったそうです。

カリフラワーはフランス語でchou-fleur(花キャベツ)というキャベツの変種でもあるので、キャベツもたくさん栽培されています。

そういうわけで、私がレンヌにやってきてからマルシェでよく見かける野菜はキャベツで、しかもパリでは見た事がないような珍しい物があるので興味深く感じました。

基本的にフランスのキャベツは火を通して食べるしっかりしたもので、日本のように千切りして生で食べるような柔らかいキャベツは(フランスにもないわけでもないけれど)そう簡単に手に入りません。

なので、この↓キャベツを見つけた時は飛び上がる程喜んで、それ以来、同じ店で4度も購入しています。
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また、こんなキャベツの葉も売られているんですよ。


八百屋の列に並びながら、前の人に「この葉っぱはどうやって食べるんですか?」と質問をしたら、「塩ゆでして適当に切って、オリーブオイルやヴィネガーをかけて食べるのよ。」という返事でした。

とりあえず私はおひたしにしましたが、ちょっと苦みがあって菜の花に似ています。
でも、菜の花同様にそれが癖になる感じで、油で炒めてもとても美味しそうです。

そんな新キャベツの時季もそろそろ終わりですが、昨日のマルシェでは苺が出始めていたので、もう春がそこまできているんだな〜と感じました。
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# by kuma-rennes | 2011-02-20 19:19 | マルシェ/食材 | Comments(2)

近所のマルシェ

私の通っているマルシェは3つあって、今朝は家から歩いて5分のところにある一番近いマルシェに出掛けてきました。

ここは毎週木曜日に開かれていて、こんな風に普通の住宅が並ぶ一本の通りにお店が続いています。
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とても庶民的で、特に野菜は農家から直通といった感じの泥のついた不揃いのものが多いです。
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今日はポトフを作るつもりで買い物をしていたので、お肉屋さんでそれを伝えると、いい肉の部位やら煮込み時間など色々教えてくれました。

その時に一緒に煮込む骨髄も頼んだら、もちろん気持よくサーヴィスしてくれて、後ろに並んでいたムッシューが「美味しくなりそうだね〜♪」と笑顔で話しかけてきました。

パリにいた時もこんな光景はよくあったけれど、何となく、ここはパリとは違った時間が流れているような気がします。

誰も全く急いでいない感じ。。。

今朝は私ひとりでマルシェに出掛けましたが、帰り道、マルシェのいい所をしみじみと感じながら歩きました。


その時ふと思い出したのが、ラデュゲの『肉体の悪魔』という小説のワンシーンです。

主人公の青年の恋人‥…、彼女は別の人の妻でもあったので、村の人からは疎外されるのですが、お店の人は商売柄、彼女を無視することもできないので、最低限のコミュニケーションはとってくれるのです。

それが嬉しい彼女は、買い物に出掛ける度に帰りが遅くなるので、その恋人がイライラして待つという場面がありました。

そう、彼女は、どんな些細な事でもいいから、外の世界の人と交わっていたかったんですよね。


そんな事を思い出しながら、マルシェは私にとっても、また、色んな人にとっても、家の中から外に出て、気持のいい空気を吸うリフレッシュできる場所なんだな〜と思いました。


そんなマルシェが私は大好きです。
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# by kuma-rennes | 2011-02-18 00:29 | マルシェ/食材 | Comments(0)

遅れてきた St. Valentine !

新しいオーブンでジェノワーズを焼きたかったので、ガトーマダムというケーキを作りました。
ココアのジェノワーズにクレーム・ディプロマット(生クリームにカスタード、ゼラチンを加えたクリーム)を挟んだシンプルなケーキですが、シロップをこれでもか!と打ってあるので、一晩寝かせてから食べると、とっても美味しいんです。

e0228108_0344954.jpg次の日の朝、この残りを食べると、私はいつも顔が火照ります。

今回はデコレーションは全くしなかったので、シロップに美味しいフランボワーズのキルシュをたっぷりと使いましたが相変わらずナっぺが下手ですね〜。

出来上がった時、『星の王子様』に出てくる”ヘビに飲み込まれた象”みたいだと思いました。



一応、これがヴァレンタインの当日に食べたケーキです。

そしてもうひとつは、今日作ったハート型のパリーブレストです。
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ずっと赤いプラリネで作ってみたかったのですが、ラヴリーというより、ホラーっぽくなってしまいました。

まぁ、一度やれば気が済むからいいんです。

それにシューの膨らみももう一歩ですが、これは途中でオーブンの扉を開けて温度を下げてしまったからだと思います。

シュー生地はもっとしっかり焼かないとね♪
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# by kuma-rennes | 2011-02-17 00:49 | お菓子作り | Comments(2)

La Boulangerie Hoche

今度は美味しいパン屋さん、ブーランジュリー・オッシュをご紹介します。

今のアパートの近くに3軒もパン屋があるのですが、どこもコパンのオメガネにはかなわないので、仕方なくまたネットで探してみました。

そうしたら、あった!あった!

レンヌの街の中心地で、毎日食べるのはそう簡単ではないけれど、私達好みのいい雰囲気のパン屋です。
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昔、パリの7区にプージョランというとても有名で美味しいパン屋がありましたが、そこを彷彿とさせるような存在感のある店です。

もう何度か食べているけれど、バゲットよりもセーグルやカンパーニュが美味しいので(バゲットの美味しい店はまた別に探すとして)、ここの粉と釜はかなりのものではないかと思っています。


そしてここは、ヴィエノワズリーも美味しいんですよ。

今回はクグロフを試してみましたが、自分の作るクグロフとは違って、レーズン食パンみたいな軽い生地ですが、それがまた何とも言えずに美味しくて思わずうなってしまいました。

今朝はレンヌ市内の中央マルシェに出掛けて、charcuterie(豚肉製品屋)でパテやハムやらを購入したので、それに合わせて簡単なお昼ご飯にしました。
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美味しいパンがあれば、もうそれだけで御馳走です。
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# by kuma-rennes | 2011-02-16 00:22 | 美味しいお店/レストラン | Comments(0)

Tarte au citron

新しいオーブンに慣れるために、まずは焼き菓子から

一番最初はパウンドケーキ、それからリンゴのタルトを作ってみましたが、前のオーブンと比べるとどうも火力が少し弱くて、下火がやたらと強い気がする‥…

というわけで、温度を少し上げて、鉄板の位置も一段上げることにしました。

これでもう一度タルトを焼いてみたかったので、今度はレモンのタルトにしました。

というのも、マルシェで美味しそうなレモンを見つけたから!

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南仏のレモンの産地モントンからやってきた美味しそうなレモン達!!!

とりあえずはこの皮で自家製のレモンピールを作りましたが、これがちょっと変わっていて、レモン果汁で皮を煮るので本当に酸っぱいんですよ。

おまけにエストラゴンで風味付けしてあるので、緑色のものが見えるでしょ?
このレモンピールを混ぜ込んだレモンクリームでタルトを作ってみました。

メレンゲで思いっきり遊んで、出来上がりです。
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あー、美味しかった!!!
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# by kuma-rennes | 2011-02-13 23:05 | お菓子作り | Comments(4)

名もない花の蕾

名もない花の蕾がありました。
通りすがりの あの人、この人
流れる川、雲、そして風
迷い込んだ小鳥や虫達まで
それぞれが その成長を願いました。
まるで秘密のような願いでした。

彼女はそれを知っていたので
どうすれば早く美しい花が咲くのか
ある日 太陽に尋ねてみました。
みんなをがっかりさせたくなかったのです。

太陽は教えてくれました。
『大きく息を吸ったり吐いたりしてごらんなさい』
彼女はその通りにしました。
けれども 花は咲きませんでした。

夜には月に尋ねてみました。
『静かに目をつむるんですよ』
彼女はその通りにしました。
そうして そのまま眠ってしまいました。

目を覚ますと 雨が降っていました。
今度は雨に尋ねてみました。
雨は黙ったまま 何も教えてはくれませんでした。
彼女は悲しくなって 雨と一緒に泣きました。

彼女はほんの少し諦めはじめました。
眺められる度 どう答えたらいいのか分からなくなって
『どこか遠くへ行ってしまいたい‥…』
そう思うようになりました。

季節が過ぎようとしていました。
名もない花の蕾は旅支度をしている秋に頼んでみました。
『どうか私も一緒に連れていってください』
秋は木枯らしの手を止めて言いました。

『カタチあるものは私と一緒には旅立てない。
 11月に聞いてみなさい』
しかし 11月ときたら 日時計とにらめっこしているばかりで
相手にもしてくれませんでした。

仕方なく 今度は渡り鳥の群れに頼みました。
一羽が歩みでて悲しそうに言いました。
『そんなことは言わないで。
 私達が戻って来た時の楽しみがひとつ減ってしまうから』
そうして彼女を残して旅立っていきました。

北風と雪の仲間を連れて 冬がやってきました。
誰もがコートのボタンをとめるように
口数少なく通りすぎます。
彼女は自分が忘れられたように思いました。

静かに静かに 時が過ぎていきます。
彼女は毎日息を吸ったり吐いたり
目をつむったり そして時には泣きました。
寒くて寂しくて仕方がありませんでした。

そうしてある日 変化に気がつきました。
立ち去る冬が後ろ姿を見せています。
彼女が声をかけようとすると
冬は大きくマントを翻し 強い風を起こして去っていきました。

春とともに 彼女は花を咲かせました。
どんな色でどんな花なのでしょうか?
彼女自身には分からない事でした。
けれど みんなの笑顔が彼女の美しさの証でした。

たくさんの願いと たくさんの喜びに溢れた
小さな名もない花がありました。
通りすがりの あの人、この人
流れる川、雲、そして風
迷い込んだ小鳥や虫達まで
それぞれが その美しさに見とれました。
まるで秘密のような想いでした。
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# by kuma-rennes | 2011-02-10 23:08 | 詩/感想文 | Comments(0)