La Boulangerie Hoche

今度は美味しいパン屋さん、ブーランジュリー・オッシュをご紹介します。

今のアパートの近くに3軒もパン屋があるのですが、どこもコパンのオメガネにはかなわないので、仕方なくまたネットで探してみました。

そうしたら、あった!あった!

レンヌの街の中心地で、毎日食べるのはそう簡単ではないけれど、私達好みのいい雰囲気のパン屋です。
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昔、パリの7区にプージョランというとても有名で美味しいパン屋がありましたが、そこを彷彿とさせるような存在感のある店です。

もう何度か食べているけれど、バゲットよりもセーグルやカンパーニュが美味しいので(バゲットの美味しい店はまた別に探すとして)、ここの粉と釜はかなりのものではないかと思っています。


そしてここは、ヴィエノワズリーも美味しいんですよ。

今回はクグロフを試してみましたが、自分の作るクグロフとは違って、レーズン食パンみたいな軽い生地ですが、それがまた何とも言えずに美味しくて思わずうなってしまいました。

今朝はレンヌ市内の中央マルシェに出掛けて、charcuterie(豚肉製品屋)でパテやハムやらを購入したので、それに合わせて簡単なお昼ご飯にしました。
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美味しいパンがあれば、もうそれだけで御馳走です。
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# by kuma-rennes | 2011-02-16 00:22 | 美味しいお店/レストラン | Comments(0)

Tarte au citron

新しいオーブンに慣れるために、まずは焼き菓子から

一番最初はパウンドケーキ、それからリンゴのタルトを作ってみましたが、前のオーブンと比べるとどうも火力が少し弱くて、下火がやたらと強い気がする‥…

というわけで、温度を少し上げて、鉄板の位置も一段上げることにしました。

これでもう一度タルトを焼いてみたかったので、今度はレモンのタルトにしました。

というのも、マルシェで美味しそうなレモンを見つけたから!

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南仏のレモンの産地モントンからやってきた美味しそうなレモン達!!!

とりあえずはこの皮で自家製のレモンピールを作りましたが、これがちょっと変わっていて、レモン果汁で皮を煮るので本当に酸っぱいんですよ。

おまけにエストラゴンで風味付けしてあるので、緑色のものが見えるでしょ?
このレモンピールを混ぜ込んだレモンクリームでタルトを作ってみました。

メレンゲで思いっきり遊んで、出来上がりです。
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あー、美味しかった!!!
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# by kuma-rennes | 2011-02-13 23:05 | お菓子作り | Comments(4)

名もない花の蕾

名もない花の蕾がありました。
通りすがりの あの人、この人
流れる川、雲、そして風
迷い込んだ小鳥や虫達まで
それぞれが その成長を願いました。
まるで秘密のような願いでした。

彼女はそれを知っていたので
どうすれば早く美しい花が咲くのか
ある日 太陽に尋ねてみました。
みんなをがっかりさせたくなかったのです。

太陽は教えてくれました。
『大きく息を吸ったり吐いたりしてごらんなさい』
彼女はその通りにしました。
けれども 花は咲きませんでした。

夜には月に尋ねてみました。
『静かに目をつむるんですよ』
彼女はその通りにしました。
そうして そのまま眠ってしまいました。

目を覚ますと 雨が降っていました。
今度は雨に尋ねてみました。
雨は黙ったまま 何も教えてはくれませんでした。
彼女は悲しくなって 雨と一緒に泣きました。

彼女はほんの少し諦めはじめました。
眺められる度 どう答えたらいいのか分からなくなって
『どこか遠くへ行ってしまいたい‥…』
そう思うようになりました。

季節が過ぎようとしていました。
名もない花の蕾は旅支度をしている秋に頼んでみました。
『どうか私も一緒に連れていってください』
秋は木枯らしの手を止めて言いました。

『カタチあるものは私と一緒には旅立てない。
 11月に聞いてみなさい』
しかし 11月ときたら 日時計とにらめっこしているばかりで
相手にもしてくれませんでした。

仕方なく 今度は渡り鳥の群れに頼みました。
一羽が歩みでて悲しそうに言いました。
『そんなことは言わないで。
 私達が戻って来た時の楽しみがひとつ減ってしまうから』
そうして彼女を残して旅立っていきました。

北風と雪の仲間を連れて 冬がやってきました。
誰もがコートのボタンをとめるように
口数少なく通りすぎます。
彼女は自分が忘れられたように思いました。

静かに静かに 時が過ぎていきます。
彼女は毎日息を吸ったり吐いたり
目をつむったり そして時には泣きました。
寒くて寂しくて仕方がありませんでした。

そうしてある日 変化に気がつきました。
立ち去る冬が後ろ姿を見せています。
彼女が声をかけようとすると
冬は大きくマントを翻し 強い風を起こして去っていきました。

春とともに 彼女は花を咲かせました。
どんな色でどんな花なのでしょうか?
彼女自身には分からない事でした。
けれど みんなの笑顔が彼女の美しさの証でした。

たくさんの願いと たくさんの喜びに溢れた
小さな名もない花がありました。
通りすがりの あの人、この人
流れる川、雲、そして風
迷い込んだ小鳥や虫達まで
それぞれが その美しさに見とれました。
まるで秘密のような想いでした。
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# by kuma-rennes | 2011-02-10 23:08 | 詩/感想文 | Comments(0)

LE DANIEL

レンヌで美味しいお菓子屋さんを見つけました♪

LE DANIELというパティスリーです。

パリには高級、老舗の美味しいお菓子屋さんがたくさんありますが、正直、レンヌではあまり期待していなかったものの、とりあえずネットで調べておいたLE DANIELに用事のついでに寄ってみました。

その日はあいにくカメラを持っていなかったので、店内の雰囲気もショーケースのケーキも写真には写せなかったけれど、奥のサロンドテでお茶をしている貫禄たっぷりのマダム達を見れば、この店がなかなかの所であることは察しがつきました。

とりあえず、私達はパンプルムース(グレープフルーツ)のタルトを持ち帰りで注文しましたが、コパンが「ちょっとお茶でもしていこう。」というので、エスプレッソと一緒に小さなリンゴとキャラメルのタルトもひとつ頼みました。

サブレ生地にクレーム・ダマンド、その上に濃厚なキャラメル敷いてあり、表面には細切りのソテーしたリンゴがたっぷり載っていました。

キャラメルはこの地方の特産品でもあるので、かなり存在感を出していましたが、その分、土台は主役を支える安定したタイプで、とてもバランスのいいお菓子だと思いました。
りんごも煮くずれないタイプの歯ごたえの残るものを使っていて、キャラメルといい相性、とっても美味しかったです。

それから家に戻ってパンプルムースのタルトも食べましたが、これが綺麗なだけでなく、とても上品なので更に気に入ってしまいました。
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サブレ生地にクレーム・ダマンド、ピスタチオのカスタードクリームに生のパンプルムースを並べたいたって普通の構成なんですが、ナパージュの塗り方ひとつにしろ、作り手の繊細さが伝わってきます。

素材がいいのと、丁寧な仕事ぶりが伺えて、私はもうすっかり満足してしまいました。

ここのパティシエはMOF(Meilleur Ouvrier de France)取得者なので、美味しいのは当然ともいえるのですが、おそらくレンヌではここ以上に完成度の高いパティスリーは見つからないのではないか?と思います。

私自身もお菓子をよく作るので、身近に自分の目標となるようなお菓子屋さんがないとちょっと寂しいな〜と感じていたところでした。

でも、その心配も杞憂でした。
美味しいお菓子屋さんが見つかって、ほっと一安心です。
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# by kuma-rennes | 2011-02-09 23:16 | 美味しいお店/レストラン | Comments(0)

Marché Lice

レンヌのリス広場では、毎週土曜日に大きなマルシェが開かれます。

このマルシェはフランスで2番目に大きいというので、マルシェが大好きな私はとても楽しみにしていました。

どれくらい大きいのかというと、大きな体育館のようなホールが2つ、その周りに八百屋と魚屋の出店がたくさん並んでいるのですが、普通はそのホールひとつでも充分といえるでしょう。
(ほら↓リンゴのお店の先の赤いひさしの奥がそのホールです。)
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ひとつのホールは、boucherie(牛肉、子牛、羊肉を扱う肉屋)とcharcuterie(豚肉、豚肉製品店)だけで構成されていて、もうひとつのホールに、volailler(鶏肉、鶏肉製店)、fromagerie(チーズ、乳製品店)、boulangerie(パン、焼き菓子屋)に加えて、パスタやオリーブオイル等のイタリアの食材を扱っている店、ブルターニュ名産のゲランドの塩の店、その他、小麦粉とリンゴジュースだけを販売している個人店などがたくさん入っています。
(はい↓これはブルターニュの名物菓子、クイニーアマンですね♪)
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この2つのホールは縦に並んで位置していて、その手前の広場が魚屋さんのスペースになっています。
そこには、cancaleの牡蠣だけを扱う店から、漁師が釣れた魚をそのまま持って来たような小さな店、立派な高級魚が美しく並んだ店など、それぞれの個性を打ち出した魚屋が並んでいます。
その廻りには、広場をはみ出して街中へ溢れ出すかのように八百屋や花屋が軒を連ねているのです。
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『これだけ大きいと、慣れるのにはまだしばらく時間がかかりそう。。。。』

ここで初めて私は”慣れた地から遠くに来てしまった”寂しさを実感したのですが、それも前向きなファイト!という感じで、近い将来、このマルシェで常連を気取る自分の姿を想像して気合いが入るのでした。

そうして今回購入したものは、presqu'il de Rhuys産の牡蠣1ダースと、ホタテ、praireというあさりに似た貝とイカを選んでみました。

その晩はホタテをカルパッチョに、イカはオリーブオイルとレモン汁で軽く火にかけた程度なんですが、どちらもとても甘くて、歯ごたえがしっかりとあって、獲れてから時間がたっていないのがありありと分かりました。

私達は美味しい魚介類を求めてわざわざブルターニュにやってきたといっても過言ではないので、その期待は裏切られるどころか、予想以上だったのをとても嬉しく思っています。

毎週土曜日の朝は、マルシェ・リスで決まりです!!!
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# by kuma-rennes | 2011-02-06 19:47 | マルシェ/食材 | Comments(2)

新しい生活のスタート

パリからレンヌに越して10日がたちました。

今はまだ家の中の片付けが主流で、周囲の事は分からないことだらけですが、食べることだけは外せないので、マルシェにはもう何度か足を運んでいます。

ここはやはりブルターニュ、お魚が新鮮で美味しいですね。
物価もパリより低く、パリではあまり見なかった魚がたくさんあるので、これから色々試してみようと思っています。

そうして今日はブログの初回ということで、少しだけ時間を戻して、パリで心に残ったことを書いておこうと思います。



引っ越しの荷造りが始まって家の中が雑然としてきた頃、友人の一組が
「食事に招待したいんだけど、その日は空いている?」と誘ってくれました。

台所の荷造りも始まり、食事の用意もままならなくなってきていた私達にとって、この誘いは非常にありがたいものでした。

その日は夕方まで荷造りをして、慌てて支度をし、いつもなら手作りのお菓子を手土産にするところですが、そんな余裕もなかったので、途中でチョコレートの小箱を購入して出掛けて行きました。




友人宅のアパートのベルを鳴らしてそのドアを開けると、中はとても温かくて、家具やオブジェ、生活用品があるべき所にきちんと収まった気持のいい部屋が私達を迎えてくれました。(もちろん、友人の笑顔もね♪)

こういう普通の生活感がどんなに素晴らしいか、その時改めて実感しました。

それから友人にシャンパーニュを注いでもらい、アペリティフをいただいていると、

「今夜はね、レストランで食事を招待するつもりなんだよ。」

と言われたので、私達は4人で一台の車に乗り、パリの7区にあるレストランへ向かうことになりました。




レストランに到着すると、奥の個室へ通されました。

そこには、パリの仲間達が大勢集まっていて、私達に内緒で送別会を用意して待っていてくれたのです。

テーブルを回って一人一人と挨拶を交わしながら、私は思わず涙がぽろぽろとこぼれました。




既に日本からフランスに渡っている私達は、パリからレンヌまでの350キロという距離を、そう遠くは感じていなかったけれど、友人達にとっては”いきなりのニュース”だったようで、とても驚かれました。

あまりに唐突で不快感を示した人もいれば、『そんな田舎に行ってどうするの!?』と本気で説得してくれた人、すぐに遊びにくることを頭に浮かべる人もいて、様々な反応がとても興味深く感じられました。




さぁ、こうして本当にレンヌに越してきてしまった私達ですが、こちらに知り合いがいるわけでもなく、フランスの田舎といっても、プロヴァンスでも、ブルゴーニュでもなく、どうしてこの地を選んだのか、そしてそれが良かったことなのか、まだしばらくはその答えが出ないだろうと思います。

けれど、ひとつだけ分かったことは、こうして清々しい気持で新しいスタートを切ることができたのは、何よりも私達を温かく見送ってくれた人達の存在があったからだということです。

大事なこの思い出を忘れないために、このブログの1ページ目に記しておくことにしました。

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そんな私はお菓子作りが大好きで、料理も少々、とにかく食べることが好きです。

こんな風に文章を書くことと、小説を読むのも好きです。

絵画を観るのが好きで、そのために少し油絵を習ったこともあるので、美術館やエクスポジションに行くのも好きです。

そして、かなり年上のパートナー(コパン)と一緒に暮らしています。


こんな私(くま)のブログ「ブルターニュの生活」をどうぞ宜しくお願いします。
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# by kuma-rennes | 2011-02-04 20:54 | はじめに | Comments(6)