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Chez Copain

これでまた暫しお別れなので、昨日のコキヤージュの記事で終わりにした方が絵面的には良かったかもしれませんが、我が家の普通のご飯で締めようと思います。

作ったのはククーの鶏肉のポッシェ、ホワイトソースがけです。オンディーヴとブルーチーズのサラダも。
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最後はやはりククーが食べたかったのです。。。丸一羽茹でて、その茹で汁をホワイトソースとピラフに使うので旨味たっぷりです。定番料理ですが、コパンが何度も美味しいと言ってくれたのがとても嬉しかったです。

このククーは月曜の晩に食べて、火曜日はコキヤージュへ、ラストの水曜日は牛肉のステーキか迷いましたが、唯一、エイだけまだ食べていなかったので、水曜日のサングレゴアのマルシェに買いに出かけました。

クールブイヨンで茹でて焦がしバターとレモン汁をかけていただきます。フランスのジャガイモも食べ収めです。
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明日で日本へ帰りますが、2年半分食べつくしたので思い残すことはありません。できればまた2年半後にこのブログが復活できたら。。。と思っています。
なんだか”独りタイムカプセル”みたいになっていますが、、、以前の読者さんが、2年半もほったらかしのこのブログを時々見てくださっていたのが、なんともいえず嬉しかったです。
私自身がとても凝り性でしつこいところがあるので、10月までいたカフェの常連のお客様も、かなりはまって通ってくださった方が何組かいらっしゃいました。自分とそのお客様は似た者同士だと思ったりしましたが、このブログの読者さんもどうやら似たところがあるみたい。。。

そうそう、カフェのお客様で、終わりの数ヶ月ほぼ毎日通ってくださった方がいて、最後にバースディケーキを頼まれました。お渡し後、愛犬とケーキの写った写真を送ってくださって、、、結局、主役の犬の分もその方がケーキを召し上がっていらしたのがとても可笑しかったのですが、今夜のコパンも、最後だからと美味しいワインを選びにカーヴに行くのはいいけれど、飲むのは自分だけ、、、というのが全く同じで思わず笑ってしまいました。本当にみんな面白いですね!!!

そんなコパンは私に数日遅れて日本にやってくるので、年末年始は一緒に過ごします。だからそんなに悲しい出発ではないのです。
コメント、いいね、ありがとうございました。明日の返信は難しいかもしれませんが、またいつか必ずお返事を書きたいと思います。
皆さんもどうかお元気で。。。それでは、またお会いしましょう!!!
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最後は今朝焼いたパウンドケーキ。。。型類は全部送ってもらったので、幾つかレンヌに持ってきました。
この型達は何度も日仏間を往復している強者です。


# by kuma-rennes | 2019-11-28 09:06 | 料理

Le Coquillage

カンカル(の手前の町の)ル・コキヤージュへ行きました。
私はレストランのメニューを読むのが割と好きですが、ここのはどうも読みづらいので、お任せみたいなコースにしたら以前と同じでしたが、今回もとても楽しめました♪
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こちらは前菜の大プレート。生牡蠣を筆頭にホタテ、スズキ、カニ、サラダの小鉢が載っています。見えにくいけれど、中央奥の石の上に乗ったルジェの燻製がとっても美味しかったです。こちらはスパイスが得意のロランジェ氏が監修しているレストランなので、カンカル近郊の新鮮な魚介類をちょっと変わった味付けで食べられるのが特徴です。
メインはバルビュ(ヒラメ)とキャベツ、ルジェと錦糸かぼちゃ、ムール貝のココナッツミルク蒸しの料理が銅製のココット鍋で3つ登場しました。

特に気に入ったのがチーズのワゴンで、ブルターニュとノルマンディー地方のチーズだけの数は少ないけれど、鮮度と質の良いものを厳選している感じがとても良かったです。
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私は手前からブルターニュの山羊、牛と山羊の混合、そして奥のカマンベールが今まで食べた中でも一番というくらいいい状態で思わず唸ってしまいました。カマンベールなんて、パリでも日本でも食べられますが、本当に美味しいものは現地で味わうものだと改めて実感しました。

デザートもワゴンで登場するのがこのレストランのいいところですが、写真はプレートに選んだものを。。。
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手前からレモンのタルトレット、奥はそば粉のババオラム、左がパリ・カンカル(ピスタチオとプラリネのクリーム)にしました。コパンはミルフォイユとパリ・カンカルとそば粉のタルトタタン、洋梨のコンポートとマンゴーのソルベにしていました。

ミルフォイユも本当は迷ったのですが、ババオラムを試したかったので諦めたところ、コパンは平然と4つ頼んでいて感心しました。食べた中ではミルフォイユがやはり一番美味しかったです。
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この日も出掛けた時は雨が降っていましたが、食事の間に晴れ間が見えてきて、食後にシャトーの裏庭を散歩したのがとても気持ち良かったです。



最後の最後まで本当にありがとう!!!とコパンに言いたいです。(後で言います!)




# by kuma-rennes | 2019-11-27 03:58 | 美味しいお店/レストラン

ババ・オ・ラム

ババ・オ・ラムを作りました.
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見た目は似ても似つかないけれど、クリストフ・ミシャラクのアリババのレシピです。ミシャラクさんのレシピで今回初めて作ってみましたが、素晴らしいですね。とても美味しかったです。

まず、生地のキメが細かくて最高!!!
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コパンが、サヴァランは好きだけど、どうもあの生地のボソボソした感じが、、、と何気に文句を言っていたのをずっと聞き流していましたが、そんなコパンの願いを叶えてくれたような夢のババでした。

創作とは、もっとキメの細かいサヴァランの生地だったらいいな。。。という素朴な夢や理想から始まるのだと、目から鱗が落ちるようでした。
だって私はあの生地のボソボソといいますか、穴が開いているからこそシロップを吸いやすいのだと思い込んでいたからです。でも実際はそういうわけでもなかったし、考えてみれば私もあの生地のボソボソとした感じはあまり好きではなかったのです。。。

色々なことを、もっと〇〇ならばいいのにな。。。と思った時点で思考や行動に移してみると、自分の周りの世界は変わるのかもしれませんね。

おまけにこのアリババは、中にカスタードクリームも入っていて文句なしに美味しかったです。
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レンヌにヴァカンスでやってきて、一つくらいは新しいお菓子を作ろうと思っていましたが、なかなか辿りつかず、ここでやっとアリババを作って大きく前進しました。
日本に帰ってもっと試行錯誤して自分のババを完成させたいと思います!!

# by kuma-rennes | 2019-11-26 07:58 | お菓子作り

ブルターニュで一番(?)綺麗な重石

少し前に作ったものですが、ブログに載せておきたいので遅ればせながら、、、

この秋は雨が多く、楽しみにしていたゴルフは結局2回しか行けませんでしたが、雨の恩恵もあって、セップ茸がたくさん食べられたのはラッキーでした♪
そんなセップを使ってキッシュを作ることにしましたが、空焼きの手前で重石がないことに気づきました。
どうしようかと考えて本物の石を使うことにしました。

これは2013年にベル・イルに旅行で出かけた時のプーラン岬から持ち帰った石で、貝殻も混ざっています。こんなところで役に立つとは。。。しかもとても綺麗!!!
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ブルターニュで一番と書きましたが、内心では世界で一番ではないかと思っています。
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空焼きを終えて、玉ねぎのソテーとベーコンを敷き、その上にセップ茸をたっぷり載せました。チーズを擦りおろして焼いて完成です。
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いただいたロゼの発泡酒と一緒に美味しくいただきました♪
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# by kuma-rennes | 2019-11-25 06:17 | 料理

最後のマルシェ

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今日は最後のマルシェでした。
Turbotを買う予定でしたが、ない、ない、どの店にもBarbueしかない!!!
どちらもヒラメですが、チュルボの方がずっと身が厚くて弾力があって美味しいのです。値段もバルビュより高価ですが、その価値はあります。

先々週、二人分にしては大きなチュルボ(1、3キロ)を購入して、自分で初めて捌いてみました。魚捌きはずっとコパンの担当でしたが、日本に帰ってから自分でやっておけばよかったと後悔したので、この機会にコパンに教えてもらったのです。
そんな高級魚を初心者が捌くなんて勿体ないですが、だいたい日本では普通に手に入らないので、この機会を利用するのが一番なのです。
けれど、やはり、勿体ない捌き方をしてしまったので、粗はスープを取って、身を削いで、煮麺にして食べました。
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けれど、今朝はチュルボがないので仕方なく大きめのバルビュ(1、2キロ)を購入しました。
日本ではこちらが普通のヒラメで、チュルボはイシビラメと言って、ヨーロッパ周辺でないと漁れないそうです。(尚更、価値がありますね)
今夜は昆布締めにして美味しくいただきましたが、まだまだ人様にお見せできるような代物ではありません。。。

マルシェの話に戻して、、、私はまだそば粉のガレットを食べていないことに気づいたので、ガレット屋さんで4枚テイクアウトしました。(二枚目の写真手前の白いロール状のもの)
そのガレット屋さんのお兄さんがなんだか見覚えのあるな〜と思ったら、2年半前は別のチーズ屋で働いていたのを思い出しました。
多分、チーズ屋の時は雇われていたのでしょうが、ガレット屋の権利を買って、今は店主になっているようです。器用にガレットを焼いていました。

フランスでは会社の買収と同じように、レストランやマルシェなど、様々な店の権利をよく売買します。
その店が繁盛していればしている程価値は上がるので、繁盛している時に店主が変わることもよくあります。買う方は、その店の評判と常連客ごと手に入るので悪い話ではありませんが、料理の腕やサービスの質が落ちれば当然お客さんも減ってしまいます。

パリにいた頃、行きつけの魚屋のお兄さんが、ある日、突然きのこ屋に変わって驚いたことがあります。店員として雇われるよりも、小さな店でも店主になる方が利益ややり甲斐もあるでしょうし、その後、また別のお店に鞍替えして、今度はもっと大手のお店を営むビジネスチャンスにならないとも限りません。

マルシェの中にも一つの社会があって、その中で様々な人生模様が描かれるのだなと思いました。。。



# by kuma-rennes | 2019-11-24 06:51 | マルシェ/食材