震災が起きて一週間になりますが、その後の状況はこちらでも毎日、一日中ニュースで報道されています。
そして昨日は、日本に滞在していたフランス人が続々と帰国しているニュースが流れました。 選択肢があるのなら、”脱出する”のは当然の手段だと私は思うのですが、コパンはどうも腑に落ちないようなので、そんな彼が私には腑に落ちませんでした。 何故って、彼は超がつく程の個人主義だからです。 本当はとても情のある人だと私はよく知っていますが、一度決めたらもう振り返らないところは徹底しているので、人によっては”冷たい”と思われることもあります。 それが、「自分だったら‥…、日本が好きだと思って暮らしているんだったら、そこでどうすることもできないで我慢して暮らしている人達を見捨てて、自分だけ脱出することはできないと思う。」という彼の言葉に私はとてもびっくりしました。 というのは、逆から言うと、もしもフランスでこういう事態になったとしたら、彼はフランスに残るということだからです。 それくらいコパンはフランスを愛しているし、精神的にはもうほとんどフランス人だといっても過言ではないので、私は彼のこの綺麗ごとみたいな言葉は本当だろうと思いました。 けれど、今の日本の状況で、選択肢があるのならば、私はやはり脱出するのは当然だと思います。 被災地に残る人が多ければ多い程、食料や物資は必要になるし、あなたひとり残ったところで何もできないからです。 彼は戻ってきたフランス人を責めているのではなくて、ただ自分とは違うと思っただけなのですが、私からすると、普段あまり気づかないコパンのコパンらしい一面を再確認した興味深い意見でした。 えっ!それじゃあ、私はどうするかですって? そんなことはその時になってみないと分かりませんが、私はコパンみたいにフランス人じゃないし、彼が残るというのなら、さっさと見捨てて帰国するかもしれないし、もしかしたら一緒に残るかもしれない‥… その段階になってみなければ本当に分からないと思いました。
by kuma-rennes
| 2011-03-18 07:25
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