のんびりしていた日曜日、昼食の後にレンヌから20キロほど離れたNoyal-sur-Vilaineという村にある庭園に出掛けてきました。
私は植物園だとばかり思っていたのですが、着いてみると、15世紀に建てられた古いお城があったり、庭園には彫刻が置いてあったりして、想像していた所とは随分雰囲気が違いました。 展示してあった彫刻はEtienne-Martin(エチエンヌ・マルタン)というフランス人の彫刻家のもので、パリのポンピドゥーセンターやモダンアート美術館にも展示されているとても有名な人の作品でした。 それがどうしてこんな辺鄙な土地に展示されているのかというと、このお城の持ち主が彼の作品のコレクターで、彼の作品を展示するために庭園をわざわざ造り変えたんだそうです。 もちろん、エチエンヌ・マルタンもその工事の計画には関わっていましたが、残念ながら1995年に亡くなってしまったので、この庭園の完成を目にすることはできなかったそうです。 庭園にはエチエンヌ・マルタンの作品が12作ありましたが、ガイドの人が案内してくれて、ひとつひとつ丁寧に説明してくれたので、モダンアートの理解し難い壁が少しは越えられたような気がします。 こういう彫刻は360度からよーく観察するのが楽しいですね。 じーっと見ていると自分なりに具体的な輪郭が掴めてくるような気がします。 それにここの彫刻は、実際に触って感触を知ることもできるし、覗き込んだ穴から緑や空が見えるのもまた想像力がかき立てられていいと思いました。 思いがけず、不思議の森に迷い込んだような、そんな素敵な日曜の午後を過ごしました。
by kuma-rennes
| 2011-08-29 06:15
| アート/建築
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