旅行6日目、ピレネー最後の山の写真です。
5日目の移動で峠越えをした時に天気が悪かったので、もう一度戻ってCol d'Aspin(アスパン峠)を見に行きました。(このしつこさが、コパンの旅の極意だと思われます。。。) アスパン峠は高度は1489mでそれ程高くはないものの、景色は絶品だとガイドに載っていて、濃霧の中を通った時も、狭い視界ながらのどかな風景であるのが感じ取れたからです。 この時は丁度、ガトー・ア・ラ・ブロッシュのお菓子屋さんを見学した後で、そこのAncizan(アンシザン)という村からHourquette d'Ancizan(ウルケット・ダンシザン)というルートでアスパン峠の向こう側へ出られるというので、そこを通ることにしました。 それがまた細くてヒヤヒヤする道ではありましたが、何とも気持のいい景色だったので、途中で車を停めて、軽くコパンとその辺を歩いたほどです。 今度はロバの群れとすれ違いましたよ♪ アスパン峠も良かったけれど、私はアンシザンの峠の方がどちらかというと心に残りました。 それからまた宿泊地のサン・ラリー・スーランに戻って、今度は湖を見に南西へ繰り出しました。 水場なので、さすがにもう峠はないだろうと思っていましたが、そんなことは全くありませんでした。 フランス語で靴ひものことをLacet(ラセ)といい、靴ひもみたいにジグザクした曲線のことも指しますが、”りすのラセ”やら”黒スグリのラセ”なんて可愛い名前の坂道がいくつもあって、高度は何だかんだ3173mもあったので、最後の最後まで峠尽くしだと思いました。 たどり着いたのは湖というか、Barrage(バラージュ/貯水池)でしたが、それはそれでとても美しい景色でした。 ピレネーに来て思ったことは、山の高さがアルプスほど高くないので、落葉樹が生えて緑の色が明るくて綺麗だということと、雨が多いので、やはり緑が育って豊かだということです。 雨が多いのはブルターニュも同じで、海はもちろん、雨による水の豊かさから自然と緑が多いのはピレネーと似ていると思いました。 それにブルターニュとピレネー山脈に沿ったバスク地方は、それぞれ独自の言語を持つような地方色が濃いのも共通点なので、そういう意味でも旅行で訪れるのはとても楽しいですよね。 それと、ピレネーは山でも海側に多少面しているので、アルプスと比べると食はずっとヴァリエーションがあっていいと思います。 ただひとつ、天気が難しいので、夏よりも春と秋に訪れた方がいいのは大事なポイントです。 これでピレネーはおしまいですが、この旅行はもう一泊分、まだ帰りの道程が残っているのでもう少しお付き合い下さいね♪
by kuma-rennes
| 2012-06-12 02:53
| 旅行/散策
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