まず、Haras(アラ)というのは、いい品種の馬を生産するための牧場のことで、アランソンから30キロくらい北上した所にあります。
こちらもルイ14世の命により設立されていて、馬のヴェルサイユ宮殿を作るつもりだったそうです。 当時は移動の手段に馬を使っていたし、農耕機具を引かせたり、戦争でも大きな役割を担っていたので馬の需要は高かったのです。 けれど、造らせたルイ14世は実際に完成したアラを望めなかったそうだし、この国立のアラも年内一杯で民間の企業経営に変わってしまうそうです。 中には博物館があって馬についての様々な展示物が見られましたが、1時間程度のガイド付きの案内もあって、実際に厩を見せてくれたり、馬具や古く美しい馬車なども見学できました。 そして曜日やシーズン、時間帯にもよると思いますが、馬のスペクタクルも見られてけっこう充実した内容でした。 特によかったのが、この辺り一帯で馬がたくさん飼育されていて、そのための木の柵があちこちに張り巡らされた景色がとても和やかで、ここへ向かう県道のルートもよく手入れされていて、想像以上に優雅なドライブが楽しめました。 昨日のアランソン・レースもそうだけれど、ルイ14世は太陽王と呼ばれるようなフランスでは圧倒的な存在感をもつ王様でしたが、例え彼の気まぐれやわがままな思いつきからだったとしても、こうして後世に誇れる立派な建築や仕事が続いているのだから、やはり偉大な王様だったのだ。。。と思わずにはいられません。
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by kuma-rennes
| 2014-04-27 05:11
| 旅行/散策
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