Mytiliculture/Baie du Mont-Saint-Michel
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天気が良かったのでドライブに出かけてきました。行き先は特に決めていなかったのですが、ドル・ド・ブルターニュからモンサンミッシェル方向へ進むと、Vivier sur Mer という町に出て、そこに面白そうな場所があったので中に入ってみました。手前の建物が観光案内所になっていて、どうやらここは、モンサンミッシェル湾で行なわれている牡蠣やムール貝の養殖場のようです。カンカルに牡蠣棚がありますが、それもこの一角ということでした。この正面の湾にムールの養殖棚(Bouchot:ブショと言います)があって、干潮時にはここから見学のツアーが出るそうです。今日はそのツアーは出ないということだったので、案内所の人に話を聞いたり、そこの奥が写真や説明のあるちょっとした展示場になっていたので見学もさせてもらいました。 まず、5月から6月の間にモンサンミッシェル湾を含む大西洋の海にロープをつけておくと、自然にムールの子供がそのロープにくっつくのだそうです。これがそのロープと小さなムール貝なんですが、カウンターのところにあったのを見せてくれました。黒い小さな粒々は、よーく見ると本当にムール貝の形をしていました。 夏になると、海面に挿してある3メートルくらいの木の棒にムールのロープをグルグルと巻きつけて、そのまま一年放置すると食べられる大きさに育ちます。それがだいたい7月〜2月までの間に出荷されるということです。 面白いのが、このタイヤ付きの船!ムールを収獲する時に、干潮時と満潮時とあるのでそのどちらにも対応しているんでしょう。クレーンが付いていて、木の棒からムールの束だけをすっぽり取り出せます。敷地にはこの船車が何台もありました。精密機械といえば日本製が一番!だと思いますが、こういう専門職に特化した機械はフランスでは色々目にすることがあって面白いです。
タイトルのMytilicultureというのは、簡単にいえば、自然環境の保護と生物学的な見地に基づきながら行う養殖のことで、ここモンサンミッシェル湾の海藻を食べるある種のプランクトンがムール貝の餌になるので、結果、特別なことは何もせず、と言いますか、自然環境をうまく利用しながら養殖を行っている素晴らしい活動で、基本的にこのムール貝の養殖のことを示すようです。 モンサンミッシェルのムール貝はAOPにも指定されていて(彼らに言わせれば世界で一番)美味しい貝ですが、どんな風に養殖されているのかあまりよく知らなかったので、今日はたまたまでしたがいい機会となりました。
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パリからブルターニュの主都レンヌに引っ越してきたくまの新生活日記。
by kuma
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